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イーハトーブ新聞

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イーハトーブ新聞 2014 vol. 2

出光イーハトーブトライアル大会通信
出光イーハトーブトライアルの最大目的は「笑顔で帰宅」です。戻る

 昨年の痛ましい事故の教訓は、「笑顔で帰宅」こそが参加者にとっても、関係者全員にとっても最大の目的である・・・という事実でした。そのために、ルールをよく理解し、自分を超えた無理なライディングをしないことをはじめ、十分に体調を整えてくる、バイクを完全整備してくる、可能な限りの練習をしてくる、トラブルに備えて部品や工具を準備してくる、それでも避けられないパンク修理の練習をしてくる・・・などなど、「笑顔で帰宅」するための要素はいっぱいあります。最高の場所で、最良の時間を過ごすことこそが出光イーハトーブトライアル参加の楽しみであり、参加者全員が「笑顔で帰宅」することで、その先の楽しみが継続してゆくのです。何か判断に迷ったら、それが「笑顔で帰宅」につながるかどうかで決めましょう。

奥中山高原会場への道順戻る

 クラシック、ヒームカの新会場、奥中山高原への道順をご案内します。所要時間はいずれも各ICを降りてからのものです。
 東北自動車道で東京方向から来られる方は、滝沢ICで降り、国道4号線を北上、約1時間です。または西根ICで降りて岩手町に向かい、そこから国道4号線北上するルートだと約45分です。青森方向からだと、安代ICで降りて、七時雨山荘前を通過のち左折、奥中山高原まで約35分です。八戸方向からだと、一戸ICで降りて、国道4号線を南下、約35分です。

奥中山高原会場での駐車場所にご留意ください。戻る

 広いうえに初めての会場ということもあり、参加者全員にお配りする会場配置図にかならず目をとおしておいてください。
 大会当日も、奥中山高原会場は温泉(二箇所あり)に来る地元の方々もいらっしゃいますので、参加者用の駐車場所が指定されていますのでご留意ください。
 また、実行団用専用の駐車スペースも指定されますので、合わせてご留意ください。

金曜の夜はクラシック、ヒームカの無料ライダー懇親会へ!戻る

 大規模な前夜祭は安比会場の恒例となっていますが、こんどの奥中山高原にはカシオペアホールという大食堂がありますので、いままでよりグレードアップしたライダー懇親会を開くことになりました。アルコールとソフトドリンクは有料ですが、飲み物以外の軽食は無料ですので、ぜひお越しください。開始時刻は19時からの予定です。

ヒームカの二日目は10セクションとし、時間的に余裕を持たせました。戻る

 一日目は15セクション、二日目は10セクションとしました。
 その理由は体力的負担を軽くして「笑顔で帰宅」しやすいように・・というわけです。クラシックが辛くなってきた方たちがヒームカでクラシックと同じ絶景を眺め、楽しい時間をすごしてもらえることがヒームカの目的ですから、今後もセクションの難易度の調整とともに磨きをかけていくつもりです。

クラシック、ヒームカの第一セクションは、二日目の最終セクションです。戻る

 奥中山高原にもともとあった地元トライアルクラブの練習場を大幅に重機で作り変えて、第一セクション(販売写真用)と、二日目の最終セクションをかねる予定です。とはいっても、一日目の朝は小手調べ程度にやさしいラインとし、翌日の最終セクションのラインはそれなりの手ごたえをもたせるつもりですので、お楽しみに。

気持ちの良いスポーツとしてのトライアルとは?戻る

 出光イーハトーブトライアルはスポーツ観光をうたっていますが、観光より先にスポーツが来ていることでもわかるように、その本質は「下手でもいいから真剣に取り組むべきスポーツ」です。この大会に参加するからには、甘えを捨てて、自分のことはキチンと自分でできるようになりましょう!すべてのスポーツはルールが基本ですから、参加するにはまずルールをきちんと理解してくることはいうまでもありません。ゴルフとトライアルは良く似たスポーツですが、“瞬時の停止も5点”など、ルールの厳格さでもゴルフと同じようにあるべきです。とくに停止の判定例は出光イーハトーブトライアル公式サイトにわかりやすい動画がいくつも載ってますので、岩手に来る前に必ず見ておきましょう。「遊びのときぐらいまじめにやれ!」という、副会長・成田省造の言葉はその意味で何回もかみしめてほしいものです。クラシック、ヒームカの場合は、何しろ長い距離を走りますから、昼食までと昼食後のセクション数と自分たちの進行具合をキチンと把握しておくと気持ちの余裕が生まれます。
 疲れたからと、ダラダラしていると最後にバックマーカーに抜かれて失格となりますので、コースを飛ばすよりセクションについてからまた出発するまでの行動をテキパキとやって時間を節約することが効果的です。
 また、パンクだけはどんな完全整備車でも避けられませんので、パンク修理を20分でできるように練習することも、リタイアしないために重要です。つねにオンタイムで走れれば、地元の方々とのふれあいを楽しむこともでき、いっそう有意義で思い出深いトライアルとなることでしょう。

マシンの完全整備も「笑顔で帰宅」するために重要です。戻る

 遠方から参加した方があっけなくリタイヤするのはご本人もそうでしょうが、私たち実行団員もがっかりします。
 それがマシンの整備不良によるものだとなおさら残念でなりません。多額の費用と貴重な時間をかけて参加するのですから、成績もさることながらともかく完走できるようにマシン整備を完全にし、必要と思われる部品と工具を持参することは、トライアルライダーとして本来あるべき姿なのです。
 整備には当然のことながら知識と経験と工具、場合によっては設備も必要です。見よう見まねの不完全整備より、思い切ってプロショップに完全整備をしてもらうことをお勧めします。

プロテクターの着用を強く推奨します。戻る

 ヘルメット、ブーツ、グローブは当然のことですが、肘、膝、腰、そして今後は胸プロテクターの着用を強く推奨します。
 その理由は、頭についで胸を強打することがライダーの死因となっているからです。たしかに暑い、動きにくい・・といった欠点もあるかもしれませんが、私たちにプロテクターの重要性を昨年の事故があらためて教えてくれたと受け止めることが重要だと私は思っています。いずれ普及の度合いを見て、胸プロテクターを義務付ける方向で検討中です。これから購入する人は装着している人のを参考にするなど、この機会に各種のプロテクターをじっくり見てみましょう。
 (以上、萬爺こと万澤安央)

ネリコース全長は約100キロ、給油は40キロごと戻る

 今年のコースレイアウトは全長約100キロ、給油ポイントは40キロごとにする予定で調整中です。これまでの下見走行では、比較的タンクの小さいMONTESSA‐4RTでも給油なしで間に合っていますが、トライアル走行は含みませんので転倒やローギヤで長い時間走るなどにより状況は変化してきます。ご心配な方は二人で1リットル程度の予備ガソリンの携行をおすすめします。ちなみにSCORPA125ではまったく問題ありません。

駐車位置にご注意ください戻る

 ネリ・ブドリの本部・スタート地点は安比高原ペンションビレッジ内に設営します。つまり宿泊施設や個人住宅が点在する一角にあり、当然ながら周辺住民の皆さまの多大なるご協力のもとイベントが成り立っているわけです。住民の方々は、早朝から発生する音や車両の通行などを「我慢してくれている」とお考えください。車検やスタート時に乗ってきた車を本部近くの「空いているスペース」に停めてしまう方がいますが、そこは営業施設の駐車場かもしれません。一時的であれ、駐車は指定場所(本部付近1ケ所・ビレッジ隣接で1ケ所を表示します)にてお願いいたします!

観戦セクションは2ヶ所、あしろ小山田セクションは終了戻る

 ネリ・ブドリで観戦できるセクションは2ヶ所を予定し、昼ごろの七時雨山荘と、最終セクションとなるペンション前の予定です。例年はスキー場駐車場を第一セクションとして観戦もできましたが、エリア内で開催される別イベントとの関係で今年の第一セクションは別の場所としました。そこは観戦には適さないためにご案内からは外してあります。また名物セクションとして楽しませていただいた「あしろ小山田商店さん」の隣接地は、利用契約が切れたため今年からセクションはありませんのでお知らせしておきます。

“フッティング”もテクニックのひとつ戻る

 みなさんがトライアルライディングで目指しているのは「クリーン」でしょうが、ネリに初めて出場する方の目標は?といえば「完走」ではないでしょうか。それにはまずセクションを確実に出ることが重要なポイントとなります。特にネリにおいては、オートバイを確実に前に進めるような「足つき(フッティング)」を覚えることが体力や集中力の維持には有効なテクニックとなります。やったこともないことを本番でやろうとしてもできません。5点より4点をねらうしたたかな作戦で完走メダルを確実なものにしませんか?
 (以上イッシーこと石山洋治)

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 お世話になっております。
 大会まで残り1ヶ月を切りました。参加選手の皆様におかれましては、くれぐれも体調にお気をつけください。
 美しい大自然のここイーハトーブの地で皆様をお待ちしております。
 事務局 成田

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