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イーハトーブ新聞 2009 vol.3
出光イーハトーブトライアル大会通信
「笑顔で帰宅」するトライアル、目標達成。
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参加者のみなさま、あらためておつかれさまでした。また冠協賛の出光興産をはじめ、協賛各社のみなさま、地元のみなさま、ありがとうございました。
今年の大会は好天に恵まれたこともあり、景色も良く、楽しい雰囲気に包まれたトライアルでした。大会全体として事故や大怪我もなく、おかげさまで無事に終了し、「笑顔で帰宅」の目標どおりでした。
クラシック、ヒームカ、観戦トレイルツアーともに、岩手の美しい景色を楽しみながら順調に進行、無事終了しました。
ネリ・ブドリの新コース設定では、七時雨山荘に寄らない苦渋の決断を迫られましたが、最終ライダーのゴールが18:20だったので、昨年より40分の短縮になり、結果としてはまあまあ狙いどおりだったと思います。
しかし、スタート直後の渋滞が予想以上にひどかったことは我々の反省点です。来年も同じようなセクション配置になると思いますが、駐車場付近にある3箇所のセクションはどこからトライしてもいいことにして、難易度もやや低くするなど、渋滞を発生しないようにするつもりですので、ご協力をよろしくお願いします。
見ごたえ満点のトップ争い
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出光イーハトーブトライアルは「スポーツ観光」とうたった大会です。その言葉どおり、まずキチンとしたスポーツであって欲しいわけですが、今回のクラシックでは三塚政幸さんと成田亮さんのトップ争いが最後までくり広げられ、見ごたえ十分の内容となりました。
二人とも全日本クラスのライダーですから、クラシックのレベルならオールクリーンも可能なはずですが…そこは何がおきるかわからないトライアル。
順調にクリーンを続けていた成田選手が5点を取ったのは意外にもやさしめの新セクション、光男岩でした。右ターンの溝で崩れたバランスを戻そうと右に切り込んだところ、立ち木に前輪が当たって跳ね返りの5点!
ちなみにこの時点で同じチームの三塚選手は2点だったので一気に形勢逆転。これで気力が抜けたかに見えた成田選手でしたが、その後惜しくも1点を加えたものの初日を6点で終了し2日目に逆転を狙います。
翌日、三塚選手はいくつかの足つきを加えトータル5点で競技終了。これに対して成田選手は2日目をオールクリーン!しかし三塚選手にわずか1点及ばずの2位となりました。
三塚選手は昨年、二日目にマシントラブルでリタイヤしていただけに会心のベストパフォーマンス。それにしてもこの二人をはじめ、トップ5のライダーのおかげで、またまたハイレベルが保たれた今回のクラシックでした。
トライアルマスターの活躍
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トライアル大会に参加するための基本的な「所作」「作法」を、あらためて参加者の皆さんに周知・徹底して、本来のイーハトーブトライアルの姿に戻したい…。そんな役割を実践するための「トライアルマスター」が活躍してくれたおかげで、今回のネリ・ブドリではいままでより改善された点が多く見受けられたようです。
長年参加している方が「今回はいままでよりキチンとした採点をしているグループが多かったように思います。清々しい採点をしている人たちを見るとこっちも気持ちがいいですね。逆に、手も上げず、誰が採点しているのかわからないグループは、参加ライダーだけでなく地元の観客から見ても不明朗だし、クリーンしたときに一緒に盛り上がる一体感にも欠けてしまうのが残念です。イーハトーブのスポーツマン精神をしっかり理解して参加してもらいたいものです」と、感想を述べてくれましたが、まったくそのとおりですね。
来年もトライアルマスターがネリ・ブドリに出没しますが、再来年は同じような問題が見られるクラシック・ヒームカに登場します。私、萬爺や成田副会長が伝えようとしている「イーハトーブのトライアル精神」を全員がマスターする日まで、トライアルマスターの活躍はしばらく続きます…。
オートキャンプ・駐車場利用の皆さんのマナーに感心!
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これまでネリ・ブドリのオートキャンプを受け入れてくださった「かみの湯」さんが事情により休業されたため、緊急受け皿として「ザイラースキーセンター」の駐車場をお借りしましたが、利用者の皆さんがたいへんきれいに使われたことに、会社の担当者が感心しておりました。
本来、安比スキー場エリアには宿泊施設が集合しているためキャンプ施設は無く、駐車場および敷地内での車中泊もお断りしているのですが、今回は上記の事情から特別にザイラー駐車場利用を認めてもらったわけです。
またETC利用により土曜朝早くに到着する選手のために、旧JAさん施設の駐車場も臨時でお借りしましたが、こちらも終了後はゴミひとつない状態でした。
正直なところ、来年はどういう扱いになるかわかりませんが、今回の利用者のマナーの良さが好材料となったことは間違いありません。
いずれにしろ、イーハトーブトライアルは多くの地元の方々のご協力で成り立っている大会なので、「旅の恥はかき捨て」的な感覚の人が一人でもいると「利用禁止」など、参加者全体の不利益につながってしまいます。そういう意味で、今回の高評価は駐車場利用継続にはプラス材料になったと思います。きちんと利用してくださった皆さん、ありがとうございました。
クラシック参加の心得、もう一度。(燃費について)
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クラシックの長いコースでは普段の練習場内だけを走るのとは大きな違いが現れます。そのひとつが燃費を正確に把握できているかどうかの問題です。
今回は晴天に恵まれたとはいえ、前日までの雨で滑りやすい場所が多く見られました。スリップして進まなければ当然燃費が悪くなります。そのせいでクラシックでは最初の給油ポイント(約50キロ地点)前でガス欠する人がかなりいましたが、ほとんどの人は予備燃料で無事にスタンドまでたどり着きました。しかし、中にはどうにもならない状況でマシンを押している人もいましたが、これはじつに情けないことです。
もともとイーハトーブトライアル参加には全クラスとも「航続距離60キロ」を確保してくることが求められていますが、自分のバイクの燃費が悪いのならキチンとした携行缶に1リットルぐらいの予備燃料は用意してくるべきなのです。「何とかなるだろう=他人からもらえばいいや」という安易な考えのまま参加することは、自立したライダーであることを求めるイーハトーブ精神に反します。(このことはパンク対策についても同じです)これは、もともとガソリンスタンドが少ないうえ、最近では廃業でさらに減少中の岩手で開催される大会である以上、まったく妥協が許されない現実なのです。くれぐれもその点を良く理解してからご参加下さい。
クラシック参加の心得、もう一度。(整備について)
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第2号のイーハトーブ新聞の、「ツインショック参加の心得」でも書きましたが、クラシックでも、二日間350キロの長丁場に耐えるマシン整備が要求されます。
今回、ツインショッククラスに参加したマシンのスポークが、リアハブからほとんど抜けてホイールが分解寸前になる状態でリタイヤしました。原因は頭が小さいスポークを無理に組み込んだことのようですが、リタイヤした場所が第二セクション前の舗装路だったことがせめてもの幸いでした。これが延々と続く山道区間だったらと思うと、当事者も含め皆で胸をなでおろしたものです。
くどいようですが、リタイヤの場合、主催者として行うのはライダー保護だけで、マシン回収は自己責任ですから、くれぐれもマシンの整備は完全にして、マシンを壊さないライディングをし、「笑顔で帰宅」を心がけましょう。
クラシック参加の心得、もう一度。(体力・技術について)
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年々参加者数が減っているクラシックですが、その理由のひとつは「体力的・技術的に二日間乗るのが辛くなってきた…」というものです。そのような方々のために「ヒームカ」が誕生したわけですが、その狙いどおりにヒームカを満喫しているベテランライダーもいます。
その一方、クラシックでがんばる人々もいますが、チャレンジ精神は立派だとしても、必要なだけの体力・技術が無いのに、無理して参加すると自分だけでなく、周りもいろいろ困ったことになってしまう…というわけです。
そもそもクラシックは「中級者向け」なので、初心者でなければ参加してもいい…とも受け取れます。たしかにヒルクライムを除いて危ないセクションはあまりないのですが、いずれにしろ決して易しいレベルではありません。
さて、ここで問題なのは「自分には無理」と思えたら申告5点でセクションを走らないという判断ができない人々なのです。その結果、重傷を負いかねないような大転倒をしたり、さらには観客にも怪我を負わせかねない危険な場面を作り出してしまうのです。
わかりやすく言えば、クラシックは日ごろから中級セクションをキチンと練習している腕前のライダーを対象にしたクラスなので、年一回しか走らないとか、初級に近いレベルの人は「ヒームカ」のほうがずっと楽しく走れ、「笑顔で帰宅」できるという事実に目を向けて欲しいのです。
体力は若いときより少しずつ落ちてきます。でも本当にうまいライダーはそれに合わせて乗り方も変えます。たとえば、クリーンを無理に狙うより、決めておいたポイントで着実に足を着き一点で乗り切るとか、バタ足で出口まで出ることに集中するとか、状況に応じた判断も的確だし、乗り方も落ち着いているのです。
いずれにしろ、クラシックに必要な体力・技術・判断力が自分にあるだろうかという点を、もう一度胸に手を当てて考えてみませんか?ほら、楽チンなヒームカがあそこで手招きしていますよ。
ヒームカの参加者は大満足
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クラシック参加をやめ、ヒームカに乗り換えたあるベテランライダーは実に楽しそうに感想を語ってくれました。
「沿道の人が手を振ってくれる中、クラシックと同じ景色を見ながら、楽して海まで行けるってのがいいですね。普代村のイカ焼きも食べられるし、クラシックのヒルクライム見物もできるし。これであと二つ三つセクションが増えたら申し分ないですね。帰り道にさんだいなべを見物できたのも良かったし」
そうです。楽して良い思いをするためのヒームカですから、このように味わいつくしてもらいたいものです。
今年は定員に満たない参加者数でしたが、来年はあなたのヒームカ参加をおまちしています。そうそう、今年で最後の利用となったくろさき荘に代わり、来年からはクラシック、ヒームカ、トレイルツアー、そして実行団全員が田野畑村の羅賀荘に泊まることになります。これでようやく大宴会が楽しめますね!
観戦トレイルツアーの感想
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スタート直前まで降っていた雨が、スタート前記念写真のころにピカッと朝日が顔を出すあたりから幸せな予感に満ちた観戦トレイルツアー。ヤマハの皆さんのご協力もあって、今年も無事に終わりました。
「とにかく景色が楽しめました。岩手って本当にきれいなところばっかり!」「レンタルバイクっていうのが、遠方から参加する立場にはありがたいです」「成田匠さんと走れるなんて最高でした。欲を言えばトライアルバイクだけのツアーもあるといいですね。少しトライアルして遊ぶ場面もあったりすれば理想ですが…」「昨年より観戦できると期待していたのですが、セクションで待っているとライダーが数人やってきたらもう次のセクションに向かうので、お目当てのライダーが見られず欲求不満でした。時間どおり進行するより観戦する満足度を高めて欲しい。もっと写真撮りたかった…」…というわけで、改善すべき点もはっきりしたので、また来年はより良い観戦トレイルツアーにいたします。
笑顔があふれる親子バイク教室
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今回で3回目となるイーハトーブ親子バイク教室が合計35組の定員いっぱいの参加者を集め、土、日、安比と七時雨会場でそれぞれ開催されました。
いつものように親が後ろで見守る中、子供たちはインストラクターの指示どおりにバイクにまたがり、エンジンをかけ、走り始めるようすに観客も感心。こうして最後には大人顔負けの自由自在な走りをする子供たちの学習能力の高さに、大人のほうが教えられる…というのがこのイベントのキモなわけです。
中にはお父さんが土曜にトライアル、日曜に息子が七時雨で親子バイクに参加のファミリーが、岩手で放映のテレビ番組で紹介されていました。
今回も笑顔があふれる親子バイク教室を開催していただいたヤマハのみなさん、ありがとうございました。
NZイーハトーブアドベンチャートライアルに改名!
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前回もお伝えしたように、NZのオリバーファミリー率いるノンストップアドベンチャー主催の「第1回イーハトーブ・アドベンチャートライアル」が、来年2月20日にネルソン市郊外の広大な牧場エリアで開催されます。
見出しにあるように、彼らなりに悩んだ末、タイトルを改名したのは出光イーハトーブトライアルの直前でした。理由は「この名のほうが国内・国際的に認知度が上がるから」ということです。もっと簡単に言えば「タスマンてどこ?」と、NZ国内でも認知度が低かったそうで、たしかに新名称のほうがわかりやすいですね。
公式サイトの掲示板にも書きましたが、あと2台、レンタルバイクの空きがありますので、参加したい方はマシン確保のためにお早めにご連絡をテレビ岩手・販促事業部、高橋までご連絡下さい。大会申込締切は12月31日です。
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